参院代表質問 公明・山口氏は憲法改正には触れず[2017/11/22 11:48]

 国会では参議院で代表質問が行われています。公明党の山口代表は政権運営について安倍総理大臣の見解をただしましたが、憲法改正については質問しませんでした。
 
 (政治部・有馬央記記者報告)
 山口代表が最も時間を割いたのは、公明党がこだわる若者から高齢者までの全世代型の社会保障の実現でした。
 公明党・山口代表:「どんなに素晴らしい制度や仕組みを作り上げても、支えてくださる方がいなければサービスの提供はできません。介護人材の確保に万全を期すため、より一層の処遇改善を進めるべきです」
 安倍総理大臣:「一億総活躍社会を公明党の皆様と力を合わせて作り上げて参ります。介護人材確保に向けた総合的な方策を講じて参ります」
 ただ、山口代表は憲法改正には一言も触れませんでした。党幹部は「国会で発議するので内閣の仕事とは違う」と説明しますが、公明党は慎重な姿勢を崩していないため、代表質問であえて自民党との違いを際立たせたくないとの思いがあります。一致点を見出すのが難しいテーマは避けながら、こだわりの政策は進めたいという公明党の本音がうかがえます。

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