森友問題中心に野党追及 新材料乏しく手詰まり感[2017/11/28 11:51]

 国会は衆議院で予算委員会の2日目が始まりました。28日はすべて野党側の質問で、森友学園の問題を巡り、野党側は安倍政権への追及を強めています。

 (政治部・延増惇記者報告)
 トップで質問に立った立憲民主党の2人は、ほぼすべての質問時間を森友学園の問題に費やしました。
 立憲民主党・逢坂誠二議員:「総理の奥様が関わっていたのではないか、総理の親しい友人が理事長だから、そこが何か不都合なことがあるのでは。いわゆる行政の私物化と言ってよいかもしれないが、その問題がある」
 安倍総理大臣:「私が指示したという証拠があるといって議論して頂かないと、反論のしようがない。全く(指示など)そういうことはしていないとしか言えない」
 そして、安倍昭恵夫人ら関係者の国会招致を求めましたが、実現の見通しは立っていません。野党側は政権を追い詰めるほどの決定打に欠くのも事実です。ある希望の党の幹部は「新しい証拠が出ない限り“モリカケ問題”は年内で限界だ」と手詰まり感をにじませています。さらに、「同じ質問を続けていても逆に批判をくらうだけだ」といった声もあり、質問時間の配分にこだわる野党がどこまで充実した審議ができるのかも問われています。

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