吉野復興大臣 就任後初の福島第一原発視察[2017/12/14 23:30]

 吉野正芳復興大臣は、大臣就任後初めて福島第一原発を訪れ、廃炉に向けた取り組みを着実に進めるよう指示しました。

 吉野正芳復興大臣:「地元の方々が安心して福島に戻るには、福島第一原発の廃炉・汚染水対策が安全かつ着実に進むことが大前提でございます」
 また、吉野大臣は原子炉建屋の近くを視察し、東京電力の関係者から「除染作業が進んで防護服の着用が必要な場所がほとんどなくなり、作業環境が改善している」などと報告を受けました。一方、依然として放射線量が高い原発周辺の帰還困難区域について、吉野大臣は「長い年月がかかっても必ず住民が戻れるようにする」と話しました。しかし、全住民が避難した福島県富岡町の住民に復興庁が実施した意向調査では、半数近くが「戻らないと決めている」と回答していて、今後の街づくりの見通しは不透明です。

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