前途多難?民進、希望 統一会派へ基本政策合意[2018/01/15 11:51]

 民進党と希望の党の幹部が15日朝に会談し、統一会派の結成に向けた基本政策で合意しました。ただ、どちらの党にも反対の声があり、なお波乱含みです。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 政策面での最大の焦点は安保法制の取り扱いでしたが、「憲法違反だ」と主張する民進党に配慮する形での玉虫色の決着となりました。
 民進党・増子幹事長:「希望さんに譲歩を頂いたということですから」
 希望の党・古川幹事長:「私どもは、私どもの立ち位置のなかでの見直しを行う」
 安保法制については「違憲と指摘される部分を削除することを含め、必要な見直しを行う」としました。今後、それぞれの党の承認手続きに入ることにしていて、統一会派が結成できれば立憲民主党を抜いて野党の第1会派に躍り出ます。ただ、両党には統一会派に反対を明言している議員がいて、全員、合流するかは見通せていません。ある希望の党の幹部は「国会で主導権を握るためだと説得するしかない」と漏らしています。当初は立憲民主党も含めた3党での会派結成を目指していましたが、ほど遠い状況です。離党者が出る可能性もあり、通常国会を前になお足元からぐらついています。

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