茂木大臣の線香配布問題も 参院でスキャンダル追及[2018/01/31 11:44]

 国会では31日から参議院で予算委員会が開かれています。野党側は、森友学園を巡る問題で安倍総理大臣を追及しました。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 民進党の小川敏夫議員は、質問時間60分のうち20分以上をかけて森友学園問題を追及しましたが、議論は平行線でした。
 民進党・小川敏夫参院会長:「安倍晋三小学校、あるいは安倍晋三記念小学校という校名にしたいという申し出を頂いたということ、これについては安倍総理認めているが」
 安倍総理大臣:「私がこの世を去った後、50年100年ぐらいしてもうこの世にいませんから止めようがないが、私は自分の名前を冠した学校をつくるというつもりはありませんので、はっきりとお断りした」
 民進党・小川敏夫参院会長:「自分の没後であればいいという趣旨の答弁をされていたが、その後、答弁の内容が変わっている」
 安倍総理大臣:「没後であればということを言うというのは事実上、私の生きている間はそれはあり得ないと」
 また、野党側は茂木経済再生担当大臣の秘書が線香を配っていた問題で、茂木事務所などと名乗って配っていたのかただしましたが、茂木大臣は「個別の政治活動の発言は控える」とかわしました。野党としては、質問時間を増やすよう主張していますが、スキャンダルの追及ばかりが目立ち、低調な議論が続いています。

こちらも読まれています