“ポスト安倍”岸田氏が質疑 財政再建で総理と論戦[2018/02/02 11:49]

 国会では2日から2018年度予算案の審議が始まり、自民党からは「ポスト安倍」の一人と目される岸田政調会長が質問に立ちました。

 (政治部・小西弘哲記者報告)
 岸田政調会長は財政拡大を続ける安倍総理大臣との違いをアピールしました。
 自民党・岸田政調会長:「内閣府の方から中長期の経済財政の試算が示されました。この試算の前提についてもどうなんだろうか。もっと保守的な前提に基づいて達成するようなことも考えるべきではないか」
 安倍総理大臣:「財政再建も進めていきますが、歳出削減を急ぐあまり、国民生活にダメージを与えたり景気の腰折れを招いてしまっては元も子もないわけでありまして」
 「持続可能性」というキーワードで財政再建を重要視している岸田政調会長に対し、安倍総理は「経済再生なくして財政再建なし」との従来の主張を繰り返しました。一方、大臣として進めてきた外交、特に核廃絶問題を強調しましたが、進展は見られませんでした。

こちらも読まれています