「憲法9条」や“線香”で追及 衆院予算委で野党[2018/02/05 11:51]

 衆議院予算委員会は2日目を迎え、野党側は憲法9条の改正や線香配布の問題で安倍政権の姿勢をただしています。

 (政治部・延増惇記者報告)
 希望の党の玉木代表は「憲法に自衛隊を書き込もうとして国民投票で否決されたら、自衛隊が憲法違反になってしまうのではないか」と迫りました。
 希望の党・玉木代表:「国民投票で否決されてしまったら、自衛隊の存在を書き込む改正案が否決されたら、自衛隊の存在そのものに対する違憲性が確定する。あってはならない事態が生じる」
 安倍総理大臣:「政府の立場を申し上げれば自衛隊が合憲であるということは明確な一貫した立場であり、自衛隊を明記することが国民投票でたとえ否定されてもこれは変わらない。彼らは命を懸ける公務員である」
 一方、立憲民主党の青柳衆院議員は線香配布問題を巡り、茂木大臣を辞職させる考えはないか安倍総理にただしましたが、総理は「与野党かかわらず、疑問を持たれれば説明責任を果たすべきだ」と述べました。線香問題を巡っては野党議員にも政治資金問題が浮上していて、「なかなか攻めにくい」という声も上がっています。

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