自民“名門”派閥が分裂危機 額賀氏の退任表明は[2018/02/08 11:52]

 自民党額賀派は、所属する参議院議員が会長を務める額賀元財務大臣の退任を求めています。額賀氏が8日に退任表明し、分裂を回避するのか最終局面を迎えています。

 (政治部・小池直子記者報告)
 額賀会長は8日までに参院側に退任の意向を伝えていないため、8日に行われる定例の会合も衆議院側だけが出席して行われます。派閥幹部は事態の収束を図るため、所属する衆議院議員から意見の聞き取りを行いました。当初予定していた来週の会合を前倒し、7日までにすべての意見聴取を終えました。派内からは「分裂を回避するためには会長が退任するしかない」という声が強まっていて、8日の額賀氏の退任判断に期待感をにじませています。執行部は「恥をかかせないよう、退任の時期は額賀さんの判断に任せる」として、参議院側が求める竹下総務会長へ交代は、来月行われる派閥のパーティーとなる可能性もあります。執行部は「8日の表明は7割だ」として、分裂回避に向けた額賀氏の退任の決断を見守るしかないといった状況です。

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