“北朝鮮には圧力重視”安倍総理、日米の方針強調[2018/02/14 11:52]

 衆議院予算委員会では集中審議が行われています。安倍総理大臣は北朝鮮への対応を巡り、日本とアメリカの間で圧力重視の方針に変わりがないことを強調しました。

 (政治部・佐藤美妃記者報告)
 安倍総理はペンス副大統領が北朝鮮との直接対話に前向きな姿勢を見せたとされることに対し、そうした見方を明確に否定しました。
 安倍総理大臣:「ペンス米国副大統領とは訪日の際に加え、平昌(ピョンチャン)においても今後の方策について綿密にすり合わせを行っております。北朝鮮の完全、検証可能、不可逆的な非核化に向け、圧力を最大限まで高めていくとの方針について完全に一致をしています」
 さらに、安倍総理は、圧力重視の方針に変わりがないことをアメリカ政府側に改めて確認したことを明らかにしました。また、9日の日韓首脳会談では、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に「対話のための対話には意味がない」とはっきり伝えたと話しました。政府関係者は「北朝鮮側が文大統領に訪朝を要請することを見据えての発言だった」と話しています。安倍総理は韓国側が融和路線に傾くなかで、釘を刺したことの意義を強調しました。

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