制裁逃れでまた“瀬取り”行為か 政府が国連に通報[2018/02/21 05:50]

 政府は、北朝鮮籍のタンカーが制裁を逃れるために海の上で物資を積み替えて密輸したとみられる行為を確認したと発表しました。

 今月16日の昼ごろ、上海の東約250キロの公海上で、北朝鮮船籍のタンカー「Yu Jong2号」が船籍不明の小型船に横付けしているのを海上自衛隊が確認しました。小型船には「福建 寧徳市 油槽船」を意味するとみられる漢字が書かれていて、2隻はホースを接続していました。外務省は、国連安保理の決議で禁止された海上で積み荷を移し替える「瀬取り」の疑いが強いと判断し、国連に通報しました。北朝鮮の船の瀬取り行為を日本政府が確認したのは、これで3例目です。

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