今年初の憲法審査会 9条巡って各党意見述べる[2018/02/22 07:04]

 今年、初めての憲法審査会が参議院で開かれました。各会派の議員が2時間にわたって意見を述べました。

 憲法9条を巡っては自民党の山谷えり子議員が1、2項を残し、3項に自衛隊の目的と性格を書き込むべきだと主張しました。一方で、同じ自民党内でも石破派に所属する中西哲議員は「憲法を改正して、自衛隊を『国防軍』と位置付けて防衛整備を進めるべきだ」と述べました。また、松川るい議員は3項に「自衛権」を明記する考えを示しました。野党で9条の改正に賛成する希望の党の松沢成文議員も、3項への「自衛権」明記を主張しました。公明党と維新の会は、憲法9条については触れませんでした。民進党の石橋通宏議員は「憲法9条の改正よりも、日米地位協定の改定が先だ」と述べました。共産党の仁比聡平議員と立憲民主党の風間直樹議員も「3項に自衛隊を明記すれば、自衛隊の任務に変更が生じる」として憲法9条の改正に反対しました。

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