2018年度予算案が衆議院通過へ 野党は採決に猛反発[2018/02/28 05:58]

 2018年度予算案が28日、衆議院を通過する見通しとなりました。野党側は、厚生労働省のデータ問題などが解決していないとして採決に強く反発しています。

 自民党・菅原一秀衆議院議員:「野党の質疑時間も去年よりも37分、多いという結果にもなっていますから、私どもとしては丁寧な質疑時間を重ねた」
 予算案を巡って与党側は28日の採決を提案しましたが、野党側は応じず、協議は決裂しました。このため、予算委員会の委員長が職権で締めくくりの質疑と採決を行うことを決めました。本会議も委員長職権で採決することを決め、予算案は与党などの賛成多数で可決し、参議院に送られる見通しです。野党側は働き方改革関連法案の撤回などを求め、反発を強めています。
 立憲民主党・逢坂誠二衆議院議員:「労働時間に関する調査、この再調査もしっかり確約頂きたい。全く誠意ある対応にはなっていない」
 野党側は予算委員長の解任決議案の提出などを検討していて、徹底抗戦する構えです。

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