北朝鮮籍タンカー「瀬取り」か 政府が国連に通報[2018/02/28 09:42]

 政府は、北朝鮮籍のタンカーが制裁を逃れるために海の上で物資を積み替える「瀬取り」を行っていた可能性が高いとして国連に通報しました。

 24日深夜、上海の東約250キロの沖合で、北朝鮮船籍のタンカー「チョンマサン号」がモルディブ船籍の船に横付けしているのを海上自衛隊の哨戒機が確認しました。チョンマサン号はアメリカの制裁対象に指定されていて、船の名前は消されていました。2つの船は照明を照らしながら横付けしていて、外務省は国連安保理の決議で禁止された海上で積み荷を移し替える瀬取りの疑いが強いと判断し、国連に通報しました。政府が瀬取りが疑われる事案を確認したのはこれで4例目です。

こちらも読まれています