「岐路に立つ米中関係」防衛省研究機関が報告書[2018/03/03 05:54]

 防衛省の研究機関が中国とアメリカの間で「双方の不信感が増大している」などと指摘する報告書を公表しました。

 防衛研究所の報告書は「岐路に立つ米中関係」と題して、東アジア地域での米中関係について「安定的に保つための努力がなされる一方で、双方の不信感が増大している」と分析しています。中国が経済的に成長し、外交で周辺国に強い態度を取るようになったことを受けて、トランプ政権が国家安全保障戦略のなかで「中国はアメリカをインド太平洋地域から追い出そうとしている」と警戒感を示したことにも注目しています。そして、アメリカが中国に対する過去の政策を改めると宣言したことで、東アジア地域がより不安定になる恐れを指摘しています。

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