朝日報じた森友書き換え疑惑 やり取りなぜ消えた?[2018/03/06 17:18]

 今、国会を揺るがせている森友学園を巡る文書の書き換え疑惑と働き方改革関連法案についてお伝えする。2日の朝日新聞には「森友文書書き換えの疑い」とある。「国有地取引売却の際に財務省が作成した決裁文書について、契約当時の文書内容と去年2月の問題発覚後に国会議員らに開示した文書の内容に違いがあることが分かった」という報道だ。契約当時の文書には学園とのやり取りを時系列で書いた部分や学園の要請への対応が書かれていたが、問題発覚後には項目ごとなくなったり、「本件の特殊性」といった文言もなくなっていたということだ。6日、財務省がこの元の文書の有無を明らかにしなかったことから野党が反発。国会は空転している。
 決裁文書の書き換えはあったのか、なかったのか。財務省は、これまでの調査報告を国会に提出した。
 財務省調査の状況の報告:「これらの文書は告発を受けた捜査の対象となっていて、すべての文書を直ちに確認できない状況となっている」
 立憲民主党・辻元国対委員長:「『何、言うてんねん』と思いましたよ。『なめとるんか』と。『捜査、捜査』言うけど捜査される方が悪いん違う?ねえ?」
 民進党・那谷屋参院国対委員長:「子どもの返事以下だと思いますね」
 野党側は財務省の調査に「ゼロ回答」だと不満をぶちまけた。焦点の一つとなっているのが決裁文書の原本の行方だ。2日、財務省は…。
 財務省・富山理財局次長:「原本は近畿財務局の管財部に保管…保存されております」
 ところが6日、原本について財務省は大阪地検に提出したため近畿財務局にはないと報告した。二転三転する説明に与党からも…。
 自民党・二階幹事長:「我々の方としても改めて問いただしてみたいと思いますが、出せないということは我々もちょっと理解できないですね」
 野党の反発で、6日の予算委員会などは取りやめとなった。

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