与党は審議を進めていく方針「国政調査権」否定せず[2018/03/08 17:00]

 与党は8日の財務省や政府の対応、国政調査権の問題、どう考えているのでしょうか。

 (政治部・小池直子記者報告)
 与党としても、今回の提出された資料については完全に納得はしていません。ただ、こうした追及が続けば政権へのダメージにつながるという危機感があり、財務省に対して、できるだけ早く回答を急ぐように求めていました。そうしたなかで、この文書のコピーが提出されたことで、やれることはやっているんだという考えです。ただ一方で、「これでは国民が納得しない」という意見もあり、引き続き財務省に対して調査をするよう求めていく考えです。また、国政調査権についてですが、与党側は必ずしも否定していません。というのも、報道されている文書の真偽も存在も分からないなかでは、軽々に野党の求めに応じるわけにはいかないというスタンスです。ただ、報道で出ている書き換えられたとされる文書が実際に公になった場合、それを調べるために応じる可能性はあります。与党としては、「満足する資料が出てこない限り、審議には応じないのはおかしい」と野党側を批判していて、9日は野党が欠席した場合でも参議院本会議を開き、審議を進めていく方針です。

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