発覚後8日間審議ストップ…総理出席であす集中審議[2018/03/13 16:57]

 森友文書の改ざん問題で、13日も国会は荒波のなかにあります。国会前から報告です。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 問題発覚後、8日間、審議がストップしていたのですが、14日、麻生財務大臣と安倍総理大臣を招いての審議が行われることが決まりました。与党側は、参議院で予算委員会の集中審議を開くことを決めましたが、民進党など一部の野党は出席しない見通しです。審議に応じる条件としては、佐川氏や昭恵夫人の証人喚問を求めています。ただ、民進党内からも「一定の審議をして国会議員が総理にただすべきだ」という声が上がり始めています。今も、野党の幹部達が集まって断続的に協議をしています。そして与党側としては、まずは14日の集中審議で安倍総理や麻生大臣の答弁で乗り切りたいところですが、最終的な調査結果次第では佐川氏の国会招致も視野に入れています。まずは野党が審議に出てくるのかどうか、そして、麻生大臣や安倍総理がどんな答弁をするのかが焦点となります。
 (Q.なぜ証人喚問で与党側は難色を示しているのか、その理由に関しては?)
 昭恵夫人については、削除された文書の中に名前が出ているので野党側は、国有地払い下げに関わっているのではないかと国会招致を強く求めています。ただ、与党サイドとしては、削除前の文書を読み込む限り、国有地払い下げに昭恵夫人が関わりがあるとは読めないのではないかというが与党側の考えです。さらに、文書の中に「特殊性」というのがあるのですが、これは昭恵夫人が関わったということではなくて、あくまでもごみが埋まっている、これを指すのではないかと分析しています。

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