“米朝対話で拉致問題も”　米副大統領に要請[2018/03/17 05:50]

　アメリカを訪問している河野外務大臣はペンス副大統領らと会談し、アメリカと北朝鮮の対話のなかで拉致問題も取り上げるよう訴えました。

　（政治部・中丸徹記者報告）
　河野大臣とペンス副大統領との会談は、ホワイトハウスで1時間ほど前に行われました。ティラーソン国務長官との会談のため訪米を予定した河野大臣ですが、直前にティラーソン氏が更迭され、急きょ、ペンス副大統領との会談がセットされました。トランプ大統領と金正恩委員長の首脳会談が実現に向かうなかで、日本としては核・ミサイル問題と合わせて拉致問題も包括的に解決したいという事情があります。ペンス副大統領らとの会談でもこうした方針を伝え、また、北朝鮮が完全な非核化に向けた措置を取るまで圧力と制裁を維持することもお互い確認をしました。非核化と拉致問題の解決とどちらも譲れない日本としては来月、訪米を予定している安倍総理大臣がどこまでトランプ大統領を拉致問題に巻き込めるかという点が焦点となります。