「米朝対話で拉致問題を」河野大臣が米国側に要請[2018/03/17 11:46]

 アメリカを訪問している河野外務大臣はペンス副大統領らと会談し、アメリカと北朝鮮の対話のなかで拉致問題も取り上げるよう訴えました。

 (政治部・中丸徹記者報告)
 北朝鮮とアメリカの対話ムードのなかで、日本の拉致問題が置き去りにされるのではという懸念を取り去ることは河野大臣の訪米の目的の一つでした。ペンス副大統領は会談のなかで「北朝鮮問題で日米は100%ともにある」として拉致問題に対しても理解を示しました。
 河野外務大臣:「日米でこの(拉致)問題を共有しているし、米国籍を持った人が北朝鮮の中にまだいるということで、アメリカも同様の懸念を持っている。トランプ大統領はじめ、日本の拉致問題に大きな関心を持って頂いている」
 また、会談では、北朝鮮が完全な非核化に向けた措置を取るまで圧力と制裁を維持することも確認しました。ティラーソン国務長官の解任があり、アメリカの外交方針が見えにくいなかでしたが、河野大臣はトランプ政権の首脳らと拉致問題でも連携を確認するなど、一定の成果を残したといえます。

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