いつ実現?佐川氏の証人喚問 国会・村上祐子記者[2018/03/19 17:05]

 森友学園を巡る文書改ざん問題で、野党が初めて安倍総理大臣を直接追及し、安倍昭恵夫人の関与について繰り返し質問が飛びました。また、改ざんがいつ行われたのかなど新事実も出てきています。集中審議は、佐川国政庁長官の証人喚問は実現するのでしょうか。実現するとすれば、いつ行われることになるのでしょうか。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 野党側は、安倍内閣の支持率急落を背景にかなりボルテージが上がっています。ただ、肝心の証人喚問に関しては実はまだ、与野党で合意ができていないのです。この後も与野党で引き続き協議が行われます。
 民進党・増子幹事長:「与党が万が一、引き延ばすのであれば、これは言語道断であり、これは国会そのものが死んでしまうというような状況にもなりかねない」
 野党としては、一日も早い佐川氏の証人喚問を求めていて、この後、与党側に対して証人喚問を行うことを19日中に決めるよう迫ります。さらに佐川氏に加えて、昭恵夫人や夫人付きの職員だった 谷査恵子氏の証人喚問も引き続き求めます。
 自民党・二階幹事長:「私が方向付けることはできるだけ控えたいと思いますが、しっかりした誰が見てもなるほどというような対応をしてもらいたい」
 一方で自民党は、今週中はあくまでも予算案の審議を優先する方針です。党内では、佐川氏を国会に呼ぶとしても予算案が成立する月末以降という声が上がっています。ただ、昭恵夫人の証人喚問は一貫して拒否する構えです。野党としては「自民党が拒否すればするほど世論の風当たりは強くなる」として、じわじわと与党を追い詰めていきたい考えもにじんでいます。

こちらも読まれています