文科省に照会したのは自民2議員 文科部会長が弁明[2018/03/20 11:47]

 前川喜平前文科事務次官が先月に名古屋市の中学校で授業を行ったことに対し、文部科学省が名古屋市の教育委員会に授業の内容や経緯の説明を求めていた問題です。文科省は問い合わせをしたきっかけについて「外部からの照会」だったとしています。こうしたなか、文科省に照会をしたのは自民党文科部会の赤池誠章参議院議員と池田佳隆衆議院議員だったことが判明しました。

 自民党・赤池文科部会長:「それ(事実確認)をもって文部科学省が圧力とかそういうことを感じるというなら、今回の問題だけでなく、すべてそういう話になってしまうということであって、そうすると我々、国会議員は仕事ができなくなってしまう」
 赤池部会長はさらに、「法令違反者の前川氏を正規の授業に立たせて良いかを確認する意図だった」と説明しました。また、池田部会長代理からは文科省の問い合わせ文書を事前に見せられたが、感想を述べるにとどめたという報告を受けたことを明らかにしました。これに対して、出席した議員からは「政務3役に照会すべきで、もっと慎重に対応すべきだった」などの苦言が出たということです。

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