総理が改ざん問題を陳謝 野党は証人喚問で追及へ[2018/03/25 17:31]

 自民党は党大会を開き、総裁を務める安倍総理大臣は、森友学園を巡る文書改ざん問題について「最終的な責任は私にある」と陳謝しました。

 安倍総理大臣:「行政全般の最終的な責任は、内閣総理大臣であるこの私にあります。改めて国民の皆様に深くおわびを申し上げる次第です」
 安倍総理はそのうえで、「組織を根本から立て直す」と述べ、徹底的に調査し、全容解明する考えを強調しました。
 一方で憲法改正については、「自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打とうではありませんか」と強い意欲を示しました。
 自民党・石破元幹事長:「国会議員に(憲法の)説明する場をつくるというお約束を(安倍)総裁はなさったはず。それがないままにきょうに至ったのは、進め方として問題があると思っている」
 自民党・小泉筆頭副幹事長:「『信頼なくして憲法改正なし』ですよね。なぜこんなこと(文書改ざん)が起きたのか、一日も早く明らかにしていく努力をどこの党よりもやらなきゃいけないのが自民党だなと思ってます」
 一方の野党は、27日の佐川前国税庁長官の証人喚問を機に、安倍政権をさらに追及したい考えです。
 共産党・志位委員長:「こんな大事なこと(文書改ざん)を知らなかったら、これも行政の最高責任者としてアウトじゃないでしょうか。責任を取って内閣総辞職してもらおうじゃありませんか」
 希望の党・玉木代表:「一体、いかなる理由でこの改ざんをしたのか。(佐川氏は)洗いざらい真相をすべて話してほしいと思っています」
 立憲民主党・福山幹事長:「官僚に責任を押し付けて、安倍政権の責任は全くないなどということはあり得ないわけですから」

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