改ざん指示や夫人の影響は? 証人喚問前に野党攻勢[2018/03/26 11:45]

 佐川前国税庁長官の証人喚問を27日に控え、国会では森友学園を巡る財務省の文書改ざん問題について、安倍総理大臣が出席して集中審議が行われています。

 (政治部・安間由太記者報告)
 安倍総理は文書の「書き換え」ではなく「改ざん」であったという認識を示したうえで、真相究明に向けた意欲を強調しました。
 民進党・増子参院議員:「なぜ財務省がこんな大掛かりの文書の改ざんをされたと思うか」
 安倍総理大臣:「まさに、私もなぜ改ざんがされたか明らかにしなければならないと思うわけで、今、軽々に私が推測を述べるのは適切ではないと考えております」
 野党側は昭恵夫人の証人喚問を求めましたが、安倍総理は「自らが政治責任が伴う答弁をしている」と答え、不要だという考えを示しました。また、財務省側は改ざんの理由について「国会の議論を気にしていた」と説明しました。一方、自民党の山本議員が「政治の圧力があったのか」とただしたのに対して、財務省側は「官邸も麻生大臣も、指示も関知もしていない」と述べ、改ざんは事務方だけで行ったということを強調しました。27日の証人喚問に向けて真相が究明されるのか、野党側の質問力も問われます。

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