麻生大臣「日本の新聞、森友の方がTPPより重大…」(2018/03/29 16:59)

 2018年度予算が28日に成立したが、後半国会の審議に影響を与えてくるのは引き続き森友問題のようだ。そんななか、麻生大臣の29日の発言が野党側の怒りの火に油を注いでいるようだ。

 その発言は昼前の委員会で発せられた。
 麻生財務大臣:「『TPP(環太平洋経済連携協定)11』。これは日本の指導力で、間違いなく締結された。茂木経済再生担当大臣。0泊4日でペルーを往復していたけど、日本の新聞に1行も載っていなかった。森友の方がTPP11より重大だと考えているのが日本の新聞のレベルか。政治部ならともかく、経済部までこれか」
 改ざんが、なぜ、誰の指示で行われたのか解明されないなか、財務省のトップがこの発言。野党は一斉に反発した。
 共産党・志位委員長:「責任者がそういうことを言うのは反省がない。とんでもない発言だと思いますね」
 希望の党・玉木代表:「すべて闇に葬ろうとする政権の態度を許してはなりません」
 希望の党・山井和則議員:「報道機関を批判されているんですよ。財務省のこれが見解なんですか」
 財務省理財局・富山次長:「国会、あるいは国民の方々に大変、申し訳ない。信用を失墜することをやってしまっていると」
 茂木大臣がTPP11の署名式に臨んだ日、日本では近畿財務局の職員が自殺していたと報じられ、夕方に佐川宣寿氏が国税庁長官を電撃辞任。ちなみに、麻生大臣はペルーと述べたが、茂木大臣が0泊4日で行ったのはお隣のチリだ。
 菅官房長官:「麻生大臣も国民の皆さんから厳しい目が向けられていると、これは十分、認識していると思います」
 森友問題で攻防が続くなか、28日夜に過去最大の新年度予算が成立。早速、自民党からは…。
 自民党・岸田政調会長:「働き方改革法案をはじめ、重要法案の審議に取り掛かる」
 自民党・細田博之議員:「憲法審査会でも議論を始める」
 政策に粛々と取り組む姿勢をアピール。一方…。
 自民党・石破茂議員:「(佐川氏の)証人喚問が終わりましたが、多くの国民が『よし、分かった』と言うにはかなり遠かった」
 自民党・石原伸晃議員:「予算が通ったから森友学園にふたを閉めたんだ。こんなことが絶対にないようにしっかりと真相を究明していかないと」
 野党は後半戦に入った国会でも引き続き、森友問題の追及を続ける構えだ。

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