放送法4条の撤廃 「検討を行ったことない」と政府[2018/04/04 17:56]

 政府は、放送番組の政治的公平などを定めた放送法4条の撤廃について「具体的な検討を行ったことはない」とする答弁書を閣議決定しました。

 野党議員の質問主意書に対する答弁書では、これまでに放送法4条を撤廃するという議論が出たことがあるかについて、具体的な検討を行ったことはないとしています。また、政府は放送法4条を撤廃すべきと考えているかについても「具体的な検討を行っているものではない」としています。さらに、放送法4条が削除された場合に政治的に偏った放送局ができる可能性について「『削除』については、具体的な検討を行っているものではないため、お答えすることは困難である」としています。放送法4条の評価については「放送番組は放送法4条の規定に従い、放送事業者の自主自立によって編集されていると考えている」という見解を示しました。

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