菅長官「疑念招かぬよう努力」安倍政権内に危機感も[2018/04/13 11:48]

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り、「首相案件」と書かれた文書が政府側でも見つかりました。愛媛県は、職員が当時の柳瀬唯夫総理秘書官と面会し、柳瀬氏が「首相案件」と発言したとする記録文書を作成したことを認めていました。また、愛媛県側はこの文書を関係省庁に配布した可能性があるとしていて、これを受けて政府が調査したところ、農林水産省で文書が見つかりました。

 菅官房長官:「政府としてはそういうなかにあって、今後、国民の疑念を招くことがないように努力をしていくことが必要だろうと思います」
 また、ある政府高官は「政府内で文書が見つかっても、柳瀬氏と面会したことの立証にはならない。ましてや安倍総理大臣の関与とは別の話だ」と述べていて、政府の見解に変わりがないことを強調しています。ただ、別の政府高官は「柳瀬氏が会ったとも会っていないとも断言できない状況は苦しい」と話していて、政権運営への危機感も広がりつつあります。

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