防衛省が公表 イラク派遣日報「戦闘拡大」の表現も[2018/04/17 05:50]

 防衛省は「ない」と説明してきた自衛隊イラク派遣の日報を公表しました。自衛隊の宿営地があったサマワの治安情勢について「戦闘が拡大」という表現もありました。

 小野寺防衛大臣:「ざっと見た感じではありますが、いずれにしてもイラク復興支援特措法に基づいて自衛隊の活動が実施されたという認識には変わりはありません」
 16日、公表されたのは2004年から2006年の日報435日分、約1万5000ページで、少なくとも6カ所に「戦闘」という記述がありました。自衛隊が宿営地をおいたイラク南部のサマワでもイギリス軍と現地の武装勢力との間で「戦闘が拡大」しているという認識が記されていました。戦闘地域では活動しないと定めたイラク復興支援特措法との整合性が今後の焦点になります。イラク派遣の日報は去年2月、当時の稲田防衛大臣が国会で「残っていないことを確認した」と答弁していましたが、その後の再調査で発見されていました。

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