日米首脳会談始まる　テーマは「北朝鮮問題」[2018/04/18 05:50]

　アメリカ・フロリダに到着した安倍総理大臣は早速、トランプ大統領との首脳会談に臨んでいます。会談は2日間にわたって行われますが、初日のテーマは北朝鮮問題です。

　（政治部・吉野真太郎記者報告）
　会談は日本時間の18日午前4時にスタートして、今も大統領の別荘で続いています。会談の冒頭、安倍総理は「北朝鮮が対話を求めてきたのは圧力路線が成果を上げたからだ」と強調しています。
　安倍総理大臣：「日米が国際社会をリードして圧力を最大限まで高めた結果、北朝鮮から話し合いを求めてきた。私たちのアプローチは成果を上げている」
　一方、トランプ大統領は「北朝鮮との会談が開けなかったら圧力路線を進むだけだ」と話しました。また、トランプ大統領が米朝首脳会談の場所として5カ所が候補となっていることを明らかにしました。会談では、非核化に向けて北朝鮮が具体的なアクションを起こさない限り制裁を維持することなど、交渉にあたっての基本方針をすり合わせているものとみられます。また、安倍総理からは拉致問題を米朝会談の議題とするよう求めています。安倍総理は周辺に「今が北朝鮮を動かす最大のチャンス」だと述べていて、米朝首脳会談を成功させてその先に日朝対話につなげていきたい考えです。