北朝鮮の非核化では日米一致 通商分野は途中経過[2018/04/19 11:46]

 2日目を迎えた安倍総理大臣とトランプ大統領による日米首脳会談は、隔たりの大きい貿易問題について議論し、新たな協議を立ち上げることで合意しました。一方、安倍総理は、北朝鮮問題では完全な非核化を求めることで合意し、2日間の日程を終えました。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 安倍総理は、トランプ大統領と米朝首脳会談に最大限の圧力路線で臨む方針で一致したとアピールしました。
 安倍総理大臣:「北朝鮮が対話に応じるだけで見返りを与えるべきではない。非核化に向けた具体的な行動を実際に実施するよう求めていくとの確固たる方針を改めて完全に共有した」
 また、拉致問題を会談の議題とすることで合意したほか、安全保障面でも「日本のためにベストを尽くす」という大統領の言質を取り、短距離・中距離ミサイルも廃棄の対象となることを確認しました。
 一方、難航が予想された通商分野では新たな協議の枠組みで合意することでガチンコ対決をかわした格好です。ただ、トランプ大統領の手法はトップダウンで予測がつかないこともあります。同行筋は「今回の会談は途中経過だ」と話していて、結果に結び付けるためには、アメリカ側と引き続き連携が必要という認識です。

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