「福田次官の処分すべき」野党、麻生大臣の辞任要求[2018/04/23 11:49]

　国会は、野党側が麻生財務大臣の辞任などを求めて審議に応じていません。政府・与党は辞任要求を拒否していて、正常化の見通しは立っていません。

　（政治部・村上祐子記者報告）
　野党議員によるセクハラ問題のヒアリングが行われていました。出席者からは厳しい声が上がっています。
　立憲民主党・尾辻衆院議員：「一番、きょう、私たちが求めるのは事務次官の本日中の処分と謝罪。本日中に、きょう中に処分と謝罪を必ずしてほしい」
　財務省・柳瀬大臣官房参事官：「先生方のご指摘、申し入れ、重く受け止めさせて頂きます」
　福田財務次官の辞任は24日の閣議で了承される見通しで、野党側はこの後、財務省を直撃して福田氏の処分を直談判します。麻生大臣の辞任、柳瀬元総理秘書官の証人喚問など、野党側の要求は多岐にわたっています。一方、与党側は5月の連休前にも働き方改革法案など、重要法案を審議入りさせる考えです。「国民への責任を果たす」としていて、野党が審議を拒否をしたままでも突っ込む構えを見せています。野党側も「うみを出し切るどころかふたをしている」と怒り心頭で、与野党ともに拳を振り上げたままです。