“混迷国会”打開のめど立たず 与党、審議打診も…[2018/04/24 11:50]

 与党側は衆参両院の予算委員会で、集中審議を開くことを野党側に打診していますが、「混迷国会」を打開するめどは立っていません。

 (政治部・前田洋平記者)
 野党側が求めている麻生大臣の辞任について、あるベテラン議員は「与党に要求するのはナンセンスだ」と突き放しました。
 自民党・高村副総裁:「行政府に不祥事があったからといって、立法府が審議をさぼっていいわけではない」
 与党側は25日、安倍総理大臣の訪米報告を参議院本会議で行うことや26日には、衆参の予算委員会で集中審議を開き、森友はじめ財務省の一連の問題について議題にする考えです。さらに、加計学園問題については柳瀬元総理秘書官の参考人招致を改めて提案しています。ある閣僚経験者は「野党合同ヒアリングで官僚を突き上げながら、審議拒否を続ける野党こそ、国会軽視だ」と批判を強めています。この後まもなく、安倍総理は総理官邸で公明党の山口代表と会談し、今後の国会運営などについて話し合うとみられます。

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