国会「我慢比べ」与党は審議強行 野党は場外で批判[2018/04/24 16:59]

 国会も混乱が続いています。野党は麻生財務大臣の辞任などを求めて24日も審議を拒否しています。国会内から報告です。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 一言で表すなら「我慢比べ」です。審議を少しでも前に進めたい与党と「そもそも議論の前提が崩れている」とする野党とでお互い一歩も譲らず、膠着(こうちゃく)状態となっています。自民党は野党に26日に安倍総理大臣出席の集中審議を提案していて、このまま野党が出てこなくても開く方針を明らかにしました。また、安倍総理は公明党の山口代表との会談で、この国会の最重要法案と位置付ける働き方改革法案を会期内に成立させることで一致しました。一方、審議を拒否している野党側も「あり得ない高さまでハードルを上げてしまった」と、上げた拳の下ろし方が分からない状況でもあります。野党は、セクハラや日報問題などで毎日2、3回のペースで官僚を呼んだヒアリングを開いていますが、大臣を追求する場にはなっていません。野党不在で審議を強行する与党と国会の場外で批判する野党と、いわば違う土俵でのかみ合わない攻防が続いています。

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