安倍総理、中東に向け出発 外交で局面転換目指す[2018/04/29 11:49]

 安倍総理大臣は、中東諸国を訪問するため日本を出発します。エネルギー問題やシリア情勢などを協議します。

 安倍総理としては、積極的に中東和平交渉に関与することで石油資源の安定的な確保を図る狙いがあります。安倍総理の中東訪問は2015年以来、3年ぶりです。最初の訪問国のUAE(アラブ首長国連邦)では、エネルギー分野を中心に科学技術などでも協力関係を確認します。また、シリア難民を多く受け入れて中東地域の安定に重要な役割を担うヨルダンでは、インフラ整備などの無償資金協力も進めていく方針です。イスラエルとパレスチナの和平問題を巡っては、日本が双方との良好な関係を生かして、橋渡し役を務めたい考えです。森友・加計学園問題などを巡る国内での不祥事が相次ぐなか、外交面での成果をアピールし、局面転換を図りたい考えです。

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