国会正常化へ動き 野党、「議長裁定」に頼み[2018/05/07 11:51]

 野党側は国会で柳瀬元総理秘書官の証人喚問などを求めて先月20日から審議拒否を続けてきましたが、正常化の動きが出ています。

 (政治部・佐藤美妃記者報告)
 自民党と立憲民主党の国対委員長会談が始まりました。審議復帰に向けた最終的な詰めを行っています。これに先立って辻元清美国対委員長は大島議長のもとを訪れ、審議復帰に向けた与党との橋渡し、いわゆる「議長裁定」を行うよう要請しました。
 立憲民主党・辻元清美国対委員長:「真相解明の場を積極的に設けることや調査結果の提示などを強く立法府として求めて頂きたい」
 野党が審議拒否を続ける間も与党は働き方改革法案などの審議を着々と進めていて、審議に復帰せざるを得ない状況でした。柳瀬氏が加計学園側との面会を認める方向に転じたことを審議復帰の理由にする考えです。与党側も強硬な国会運営を続ければ、世論の批判を招くとの事情があります。双方の思惑が一致して野党は8日の本会議から復帰し、今週中にも柳瀬氏の参考人招致が行われる見通しです。

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