“審議拒否”から18日目 国会はいつ正常化?[2018/05/07 16:58]

 「モリカケ」や「日報」「セクハラ」など問題が相次いで、野党が先月20日に「審議拒否」に入ってから7日で18日目になりますが、ようやく正常化に向けて動き出しました。今、国会では何が起きているのでしょうか。

 (政治部・有馬央記記者報告)
 7日朝から一日中、与野党の協議が断続的に続いていますが、参考人招致に誰を呼ぶのかなどでまだ折り合っていません。ポイントは、柳瀬元総理秘書官の国会招致です。柳瀬元総理秘書官は加計学園関係者との面会を認める考えで、野党側はその答弁を引き出せれば参考人招致でも構わないとして、審議に復帰する方針です。ただ、与党側は他の参考人も呼びたいとしていて、それに野党側が「柳瀬元総理秘書官の印象を薄めようとしている」として難色を示しています。そもそも、正常化に向けた動きは7日朝から表面化しました。審議をしない野党が世間の批判に耐えかねたといえそうです。ある立憲民主党の幹部は、連休中に地元に帰ると「野党が起き上がらないのはけしからん」と言われたとぼやいていました。立憲民主党の辻元国対委員長が衆議院の大島議長に事態打開に向けた申し入れをすると、大島議長は与党側に話し合いによる解決を促しました。参考人招致を巡って与野党が折り合えば、野党は早ければ8日の本会議から審議に復帰する見通しで、柳瀬元総理秘書官の参考人招致は10日にも実現するとみられています。

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