柳瀬氏国会招致 きょうの証言と過去の答弁を比較[2018/05/10 17:10]

 加計学園の問題を巡り、これまで愛媛県職員との面会は「記憶にない」との説明を繰り返してきた柳瀬元総理秘書官が参考人招致されました。

 参考人として国会に姿を見せた柳瀬氏の発言を以前のものと比較してみます。ポイントは2つあります。まず、「自分の記憶の限りでは愛媛県や今治市の方とお会いしたことはありません」と繰り返してきた点について、10日の答弁では「加計学園の関係者と面会した」と加計学園関係者とは会ったことを認めたうえで、「相手は10人近くいた。今でも愛媛県や今治市の職員が同席者にいたかは分からない」とも述べました。さらに、もう一つのポイント「首相案件」と柳瀬氏が発言したとされる点については「そのような発言はしていない」とこれまでの主張は変えず、10日も「私は普段から首相という言葉は使わない」「獣医学部の新設解禁を総理が早急に検討していきたいと発言したので、そういう趣旨を申し上げた」と繰り返し述べました。さらには「加計学園に関して総理への報告も指示を受けたこともない」としています。

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