「官僚が悪知恵?」 野党、加計問題で総理を追及[2018/05/14 11:51]

 国会では加計学園を巡る柳瀬元総理秘書官の参考人招致後、初めての集中審議が行われています。野党側は、安倍総理大臣の関与があったのではないかと追及しています。

 (政治部・延増惇記者報告)
 国民民主党の玉木共同代表は「官僚の忖度(そんたく)があったのではないか」と安倍総理を集中的にただしました。
 国民民主党・玉木共同代表:「去年の1月20日まで全く知らなかったという総理の答弁に、つじつまを合わせるために様々な優秀な秘書官をはじめとした官僚の皆さんが悪知恵を巡らせているんじゃないですか」
 安倍総理大臣:「すべて私の指示で行っているかのごとく言われるのは承服し難い。いつ、どこで、私がそれぞれの方に指示をしたかということを明確に示して頂きたい」
 また、安倍総理は「国家戦略特区ワーキンググループの八田座長は、柳瀬元秘書官から何の働き掛けもなかったと話している」と強調し、学部新設のプロセスは適正だったとの認識を示しました。さらに、野党側は愛媛県知事や加計学園理事長らの国会招致を求めましたが、安倍総理は「国会で決めることだ」と述べるにとどめました。野党側は世論調査で7割以上の人が柳瀬氏の説明に納得していないことを取り上げ、「安倍政権が終わるまで、この問題の幕引きはない」と強気の構えです。

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