“働き方法案”で攻防激化 野党は衆院通過阻止図る[2018/05/16 11:54]

 働き方改革法案を巡って、厚生労働省は労働時間の調査データに誤りがあり、2割を削除しました。与党はこのまま成立させる方針で、野党は反発しています。

 (政治部・佐藤美妃記者報告)
 与党は「政策判断には影響を与えない」としていますが、野党は法案の撤回を求めています。
 立憲民主党・蓮舫参院幹事長:「総理が『目玉』と言ったものは、何が何でも通すという極めて究極の忖度(そんたく)。立法府としては絶対に許してはいけないと思います」
 ただ、野党も攻め手を欠いています。審議拒否への世論の批判が強かったため、16日も審議に応じています。さらに、日本維新の会と希望の党は与党と修正協議をして賛成する方針で、野党内の足並みも乱れています。一方、与党は23日には委員会で採決して衆議院を通過させる構えです。国会の会期は来月20日までですが、「延長は考えていない」と強気です。野党は委員長の解任決議案や大臣の不信任案を出すなど、あらゆる手を使って法案通過を阻止したい考えです。

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