G7サミット 北朝鮮の非核化に向け結束を確認[2018/06/09 11:45]

 カナダで開幕したG7(主要7カ国首脳会議)は北朝鮮問題など外交や安全保障について議論し、初日を終えました。北朝鮮の非核化に向けて結束を確認したとみられます。

 (政治部・安間由太記者報告)
 安倍総理大臣は、北朝鮮問題に関する日本の立場や考え方について各国の首脳に説明して理解を得た模様です。安倍総理はまず、G7として北朝鮮に対して核兵器や弾道ミサイルなどすべての大量破壊兵器の完全な廃棄を求める必要があるという方針を示しました。また、北朝鮮が非核化を達成するまで国連の安保理決議に基づく経済制裁を継続する必要があるということを改めて確認したとみられます。拉致問題については、早期の解決に向けて各国に理解と協力を求めました。さらに、安倍総理は目前に迫った米朝首脳会談について、G7として成功を後押ししていくことを呼び掛けました。ただ、今回の議論では非核化のプロセスや経済制裁の解除方法などまでは踏み込んでいないとみられ、今後、各国の足並みがどこまでそろうかは不透明です。

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