日本政府 歴史的会談に期待と警戒 今後の戦略は?(2018/06/12 11:53)

 アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長による歴史的な会談がシンガポールで始まりました。日本政府は情報収集に全力を挙げ、会談の行方を見守っています。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 日本政府内では今回の会談に対して、期待感と警戒感の両方の声が聞かれます。
 菅官房長官:「本日の会談が核・ミサイル、そして、何よりも重要な拉致問題が前進する機会となり、北東アジアの平和と安定に向けて大きな一歩を踏み出す歴史的な会談になることを強く期待している」
 一方で、小野寺防衛大臣は「具体的な行動が確認できるまでは決して気を許すべきではない」とも発言しています。ただ、日本政府は「少なくとも会談の決裂はない」とみていて、今後は安倍総理大臣が先週にワシントンで意欲を示した「日朝首脳会談」の実現に向けて対話路線を本格化させることになります。日本政府内には「北朝鮮は対話には否定的ではない」という見方もあり、安倍総理も拉致、核・ミサイル問題の解決の後には経済援助を行う姿勢を示しています。とはいえ、経済援助以外に有効なカードがないのも事実で、情勢に即したしたたかな外交戦略が求められることになります。

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