トランプ氏の「拉致問題提起」受け 安倍総理会見[2018/06/12 17:57]

 トランプ大統領が拉致問題を提起した米朝首脳会談について、安倍総理大臣が会見に応じました。

 安倍総理大臣:「(Q.米朝首脳会談が終わり、結果をどう受け止めますか?)まず初めに、きょうの米朝首脳会談に至るまでのトランプ大統領のリーダーシップと努力に対して、心から敬意を表したいと思います。今回の米朝首脳会談において、朝鮮半島の完全な非核化に向けた金正恩委員長の意思を改めて文書の形で確認した。このことを北朝鮮を巡る諸懸案の包括的な解決に向けた一歩と支持致します。そして、私たちにとって日本にとって重要な大切な拉致問題について、先般、トランプ大統領に対して、私からお話しをしたことをしっかりと言及して頂いたことを高く評価致します。拉致問題について明確に提起して頂いたことについて、トランプ大統領に感謝したいと思っています。詳細についてはトランプ大統領と電話でお話しをして伺いたいと思っております。今後も拉致、核・ミサイルといった北朝鮮を巡る諸懸案について解決を目指して日米で、日米韓でまた中国、ロシア、国際社会としっかりと連携しながら全力を尽くしていきたいと考えております。もちろん、拉致問題については日本が直接、しっかりと北朝鮮と向き合い、二国間で解決していかなければならないと決意をしております」「(Q.拉致問題について合意文書では触れられていませんが?)合意文書については、米側から説明がすでにあった通りであります。しかし、拉致問題について、最終的に解決をしていくのは、まさに日本の責任において二国間の問題として日朝で交渉しなければならない問題であります。その意味において、まずはトランプ大統領が直接、金正恩委員長についてこの問題を解決すべく解決する必要性について言及した、提起した、これは初めてのことであります。米国の大統領が金正恩委員長に対して、明確に言及したということは初めてのことであり、今後、日本としてしっかりとこの問題について全力を尽くしていく、そして、日本と北朝鮮との間で解決をしなければならない問題であろうと、このように考えております」

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