拉致問題の解決目指す政府 日朝の直接対話を模索[2018/06/13 11:49]

 日本政府は米朝首脳会談の結果を受けて、拉致問題の解決を目指して北朝鮮との直接対話を模索していく方針です。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 菅官房長官は拉致問題を解決するために、日朝首脳会談を目指す考えを改めて示しました。
 菅官房長官:「日朝首脳会談にはこれを行う以上、北朝鮮の核・ミサイル、拉致問題の解決につながることが極めて重要であって、問題解決につながる形で首脳会談が実現できれば良いと考える」
 気になるのは金正恩委員長の反応です。政府関係者によりますと、安倍総理大臣は12日夜の電話会談でトランプ大統領から説明を受けました。否定的な反応ではなかったということです。日本政府としては、まずは14日からモンゴルで開催される国際会議に外務省の担当者を派遣して北朝鮮側との接触を図ります。また、13日から河野外務大臣が韓国を訪問し、日米韓3カ国の外相で今後の対応方針を協議します。12日の会談を受けて、まずは日朝首脳会談の実現に向けた北朝鮮との駆け引きが始まったところです。

こちらも読まれています