会期末まで1週間切る “カジノ法案”で攻防激化[2018/06/14 11:52]

 国会は会期末まで1週間を切り、カジノを含むIR(統合型リゾート)の実施法案を巡って与野党の攻防が激しさを増しています。

 (政治部・岡香織記者報告)
 野党側はIR実施法案の成立を阻止するため、法案を審議する内閣委員長の解任決議案を提出しています。解任決議案は14日午後の衆議院の本会議で、与党などの反対多数で否決される見通しです。これを受けて与党側は15日の委員会でIR実施法案を採決し、衆議院を通過させる方針です。野党側は石井国土交通大臣の不信任決議案を提出するなどして徹底抗戦する構えです。一方、参議院では定数を6議席、増やす公職選挙法改正案を巡って与野党が対立しています。与党は14日にも法案を参議院に提出する方針です。会期末が迫り、政府・与党としては重要法案を確実に成立させるため、来月上旬まで会期を延長する方向で最終調整しています。

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