どうなる重要法案?政府・与党が会期延長を最終調整[2018/06/19 11:52]

 国会は20日が会期末ですが、働き方改革法案やカジノを含むIR(統合型リゾート)実施法案などは成立していません。このため、政府・与党はいつまで会期を延長するか最終調整しています。

 (政治部・河村勇紀記者報告)
 この後、IR法案が採決されて参議院に送られますが、参議院では重要法案が山積みとなっています。働き方改革法案は今月中には成立する見通しです。しかし、ギャンブル依存症対策や受動喫煙対策の法案が残っていて、参議院の定数を6議席増やす改正案は審議にすら入っていません。与党関係者は「議席を増やす話だから、丁寧にやらなければイメージが悪い」としていて、1カ月以上、延長する案も検討されています。これに対して野党側は、会期を延長しないよう大島議長に申し入れました。立憲民主党の辻元委員長は「カジノのための延長は許さない。徹底的に戦う」と述べています。大幅延長すれば野党に追及の機会を与えることにもなるため、大詰めの調整が続いています。

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