“森友・加計”どう攻める? 延長後、初の集中審議[2018/06/25 11:50]

 国会では会期延長後、初めて安倍総理大臣が出席して集中審議が行われます。野党はどう攻めるのでしょうか。

 (政治部・延増惇記者報告)
 25日の集中審議に続いて26日の働き方改革法案とTPP(環太平洋経済連携協定)関連法案の質疑、27日の党首討論と3日連続で安倍総理が出席し、野党は追及のチャンスとみています。
 立憲民主党・福山幹事長:「会期延長の国会はうみを出し切るための国会と位置付けて、国民の信頼を取り戻すためにしっかりと審議に応じて頂きたい」
 テーマはやはり森友・加計学園の問題です。立憲民主党の枝野代表は先日、会見した加計学園理事長を「大嘘つきだ」と批判を強めています。さらに、野党側は佐川前国税庁長官が証人喚問で嘘の答弁をしたとして告発するよう求めます。ただ、衆議院では立憲民主党が主導して閣僚の不信任案などを連発しましたが、参議院の野党第1会派・国民民主党はこれに否定的です。ある幹部は「無駄な日程闘争よりは徹底審議だ」と強調します。野党内からは「足並みの乱れは結局、与党を利するだけだ」と焦りの声も上がっています。

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