「働き方」「TPP」で攻防 きょうも総理出席で質疑[2018/06/26 11:49]

 国会では参議院でTPP(環太平洋経済連携協定)関連法案と働き方改革関連法案の審議が大詰めを迎えています。与党は委員会での採決を提案しましたが、野党は反対しています。

(政治部・大石真依子記者報告)
 安倍総理大臣は26日も委員会に出席し、TPP関連法案の意義を強調しました。
 共産党・田村智子参院議員:「デメリットとして言われたことに目を向けて、やっぱり立ち止まるってことが私は必要だったと」
 安倍総理大臣:「ある意味、今、脅威を感じている、不安を感じておられる方々がいるのは我々も十分に認識をしておりますから、そういう皆様に対しましてはしっかりと対策を打っていく」
 政府・与党はTPP関連法案と働き方改革関連法案について、今週中の成立を目指しています。しかし、野党側は26日の採決に反対しています。そのうえ、与党と議論を進めたい国民民主党や徹底抗戦の立憲民主党など一枚岩ではないため、今後の対応が見通せない状況です。ある与党幹部は「一つずつ丁寧にやった方が良いだろう」と話していて、採決のタイミングを慎重に見極める考えです。本格審議が始まった延長国会ですが、自民党幹部はオウンゴールにならないようにと改めて気を引き締めています。

こちらも読まれています