国会改革を目指す超党派の会議が開かれましたが、終了後の記者会見で自民党の小泉進次郎議員の主張に対し、野党議員がとっさに反論する一幕がありました。
自民党・小泉進次郎議員:「総理や閣僚が1分、1秒でも長く議会のなかにいることが行政監視を果たすというのは、私は勘違いだと思います。安倍総理は年間で113日国会に出ていて、同じ議院内閣制のイギリスの首相は38日です。トランプ大統領は1日です」
国民民主党・泉健太議員:「今、小泉事務局長が言われたことは、議連の意見ではありません。私は、大臣や総理が国会に来るということは行政監視のうえで、また国民主権のうえで非常に大事なことだと思っている」
そのうえで、小泉氏は「泉氏の言うとおりで、バランスが大事。それぞれの思いはあるが、与野党が損得なしに合意できるものを作るのがこの会議の思いだ」とその場を収めました。この超党派の会議では、国会の場でのペーパレス化などIT化の促進や党首討論の夜間開催など、与野党が合意しやすい内容に絞って議論を進め、残り約2週間となった今の国会中に意見を集約する方針です。
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