カジノ、参院6増法案めぐり… 与野党攻防大詰め[2018/07/18 11:51]

 会期末まであと4日と迫るなか、国会では野党が解任決議案を乱発するなど、重要法案の成立を巡って大詰めを迎えています。

 (政治部・延増惇記者報告)
 野党側は「西日本豪雨の対策が急務のなか、IR法案の採決を急ぐのは横暴だ」と批判を強めています。
 立憲民主党・福山幹事長:「国交大臣を張り付けて委員会を開いて、無理やりカジノ法案を通そうとしてきた自民党の罪は大きいと思う」
 ただ、野党側が提出した石井国土交通大臣の問責決議案は18日午前中の本会議で否決されました。与党側はこの後、IR実施法案を採決する方針ですが、野党側は今度は内閣委員長の解任決議案を提出します。対する与党側ですが、再び参議院本会議を開いてこれを否決し、会期内の成立を急ぎます。一方、参議院の定数を6増やす法案については、午後の衆議院本会議で成立させる方針です。ただ、衆議院では古屋議運委員長の政治資金問題も浮上していて、「事実関係の調査を進める」との説明がありました。野党側は古屋委員長の解任決議案の提出も検討していて、会期末に向けてぎりぎりの攻防が続きます。

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