沖縄県が対決姿勢を表明 「承認撤回」で工事は中断[2018/08/31 17:20]

 沖縄県は名護市辺野古での新基地建設工事を巡り、埋め立て承認を撤回しました。31日午後に副知事が国との対決姿勢を表明しました。

 沖縄県は午後、移設工事の法的根拠になっている埋め立て承認の撤回を通知する文書を沖縄防衛局に提出しました。承認の撤回はこれまで翁長知事が進めていましたが、手続きの途中で亡くなったため、最終的な判断が延期されていました。国が行っていた移設工事は中断となります。これに対して政府は、承認撤回の「執行停止」を裁判所に申し立てる法的措置を検討しています。小野寺防衛大臣は「辺野古に移設する本来の目的は変わっていない」と強調しました。防衛省幹部は「工事がさらに遅れることになり非常に残念だ」と述べています。

こちらも読まれています