政府は救命救助に全力 自衛隊は2万5000人態勢へ[2018/09/06 11:53]

 北海道で6日午前3時すぎ、最大震度6強を観測する地震がありました。政府は人命救助や復旧活動に全力を挙げています。総理官邸から報告です。

 (政治部・井上敦記者報告)
 6日午前に行われた会見で、菅官房長官は「今後、安否不明者の情報が増える恐れがあるため、懸命に捜索活動にあたる」としました。
 菅官房長官:「警察、消防、自衛隊、海上保安庁の部隊が道外からの応援を含め、約2万人、ヘリ51機の態勢で捜索救助活動に全力で取り組んでいます」
 政府は発生直後の午前3時9分に、官邸の危機管理センターに「官邸対策室」を設置して情報収集を始めました。これに続き、午前7時半からは地震に関する関係閣僚会議を開きました。そのなかで、安倍総理大臣は家屋の倒壊や土砂崩れなどに加え、大規模停電が発生しているとして被害を迅速に把握し、自治体と連携して救命救助とライフラインの復旧に全力であたるよう指示をしました。また、自衛隊は北海道知事からの要請を受け、航空機約20機と艦艇2隻を派遣しました。現地ではすでに自衛隊員約4000人が救助活動にあたっていて、政府は今後、2万5000人態勢に増強する方針です。

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